焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

#11/14 学問の徒

ちょっと前までは、私の身体を血液が循環しているのを鮮明に感じられて、片方の腕にもう片方の腕で圧をかけて手まで血がゆきにくくし、そして一気に圧を加えていた手を離し、戻ってくる血液、その温かさを体感して気持ち良くなったりしていました。最近、それがちょっと進化して、身体の至る所に"管"が張り巡らされている、とより真に感じるようになりました。イメージでは、ゴムホースのような黒い管です。それが、身体全体に通っています。私は生物を学んでいるので、その感がより強いです(血管などはもちろん、細胞には微小管と呼ばれる細胞の形を維持する管があったり、その他諸々)。以前から感じていた、「尿管がビョンビョン伸びてなんか痛む現象」も、これの理解に一役買っています。人間とは"管"ですよ、"管"。

生物をやっているからか、最近思うのは、「人体(に限らず生物全部)ってすごいなぁ」ということです。「神の最高傑作とは生物である」というのも分かります。今日の科学技術でも実現しえないような、超ミクロな、正常に機能する、不思議な構造。消化管の働きから始まり、筋肉の収縮運動だとか、細胞間での物質の伝達だとか。だからきっと、生きているだけで立派なんだ、すごいことなんだ、と。神の篤信家になってしまいそうです。

 

生物は前から結構好きでしたけど、最近では化学も面白いなと思うようになってきて、良い傾向です。だったんですが、さっきワイルド・オスカーの戯曲「サロメ」を久々に読んで、また文系の方面に思いがいってしまいました。耽美なのが好き、というと変な気がしますけど、こういう淫靡で鬱屈とした、暗い雰囲気なものは良い。

そうですね、退廃的なもの、それが好みです。これは前も書いたかな。廃墟だとか、夜の街だとか。音楽なども、好きなものはそういったものであることが多いです。

あれ、化学の話をしようとしていたはずなのに。とりあえず、今は化学平衡、無機有機を重点的にやっています。特に有機、そして高分子化合物、二次では絶対出るやつなので、そろそろマスターしないと大変です。数学を全部後回しにしているので。

 

明日はまた模試。その明日は、面倒な行事の後に、よりによって数学のみが実施されるので、帰りたいです。