焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

モノローグ27 声は静かに

どうやら私は想像以上に肯定的な人間みたいです。

作品を鑑賞する時には、それの悪い点でなく良い点のみで評価するべきです。全体的な完成度とやら、そんなものに意味があるのでしょうか。少なくとも私の中では、作品は畢竟良さの集合であって、一つ悪さがあろうとなかろうと大した差異は生じさせません。

例えば、今季アニメの「残響のテロル」。細かい設定は確かに色々不審な点がある(これで人が死なないのはおかしいだとか、とある登場人物の存在意義だとか)けど、そんなものにいちいち噛み付いて「~~はおかしい!これはクソアニメ!」と叫ぶのもしょうもないと思います。もっと作品に好意的に、肯定的になって鑑賞して、その良さを味わうのが素敵滅法な生き方なのでは。言ったところで何も変わらないですし。

私は自然にそのようなとんでもなく都合の良い生き方が出来るみたいで、あんまり作品について文句を言うことはないと思います。そういうつもりです。言っているとしたら、それは全体もダメになるくらいひどいものなので、気をつけた方が良いです。

しかし、そういった話が当てはまらないのが人間関係について。これに関しては究極な完成度が求められます。だから生きることって難しいですね。