焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

#7/21

朝起きた途端、そこはかとなくあたりに漂う海の気配。セミは鳴き、太陽は燦然と照りつけ、まさに夏休みといった感じ。私はそんな陽炎のような幸福感の中で目覚めました。しかし、やはり今日も学校には行かねばならないのです。束の間の幻影に浸ることすら私には許されていないのか、それを妨害するような権利はどこにもなくて、横暴だ。実際の世界は夏休みに突入しているのだから、私の現実もそれに即していることが真なのであって、今の現状は明らかに偽であります。恐らくこのタイプの愚痴は毎日続くことでしょう。

 

少し前に、とある公園(何故か核弾頭が埋まっていたり特殊なギミックが仕掛けてあったりする)を歩いていて、帰ろうとしている時に、友人HとAに石を投げられたりレーザーを打たれたりして妨害される夢を見た(私はもちろん敢然と立ち向かった。概ねは忘れたものの激しい戦いだったことは記憶している。)のですが、その友人Hは今日の物理の授業で気球に乗って石を投げあげたみたいで、偶然の一致に恐怖しています。夢の力ってすごい。最近そんな文章も読みましたが、現実で起きた出来事を夢によって解釈する態度はなかなかおもしろい。私はどうやら意識的に明晰夢を見ることが可能なようなので、自分の思うように夢を創りあげたなら、現実もそれに則して解釈出来るはずで、これは神の行いっぽい(現実はそうならないのは上記の通りで、これはまさに偽である)。ちなみに、明晰夢を見るコツは、寝る前に脳が勝手に思いつくイメージを垂れ流しにすることです。最初にあるモノを思い浮かべて、それから連想されるモノ(突飛なモノでも良い)を次々と連想ゲームのようにただただ思い続けていると、そのうち眠りに落ちたあと明晰夢が見れます。他の人ではどうなるのかはわかりませんけど。

 

友人に勧められて、彼が録音したHの授業の音声を聞きながら、それに適当なBGMをあわせて流す試みを行ってみたところ、これが滅茶苦茶楽しくて、常に声を上げて笑ったりしています。これ、人生を楽しく生きる秘訣なのでは。急に希望が湧いてきました。