焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

モノローグ42 四月の罪

日々としては、特に何事も無く平和な一日でした。終わり。

 

といってられなくて、私が在籍していたパソコン部の部長である某卯月氏について、少し動きがありました。私たちがいつものように卯月に言及した話をしていると、今回は卯月に関わりのない人たちにもそれらが目に入ったようで、彼らが卯月に興味を持ってしまいました。卯月は、なんというか非常にしょうもない人間です。人間誰にも一つくらい美点はあるものだといいますが、彼は、私の知る人間の中で彼だけ唯一、どんなに見つけようとしても一切美点が見つけられません。とにかく、中身の無いことを話す男です。起きた出来事をそのまま垂れ流すというのにも限度があって、私のこのブログなんてまだマシで、そんなものではない空虚さ、意味の無さがあります。あとキモい。とにかく、そんな人間に彼らは興味を持ってしまったのです。卯月のことをよく知らないことが災いしてか、彼らの卯月についての意外と好意的な意見で、僕のインターネットは埋め尽くされてしまいました。それで私は頭がおかしくなってしまって、今記事を書いているわけであります。今まで抱いていた価値観を全て見なおさなければならない事件です。"キモい"ということがよくわからなくなりました。

まぁきっと、そのうち彼らも卯月の異常性に気がついて、卯月はリムーブされてしまうことでしょう。悲しいな、悲しいなぁ。

 

明日の授業で、高校生活最後となる教科があります。Hの授業と化学に関しては明後日も授業がありますが、他の教師とは基本おさらば、ということになります。その中には私が散々苦汁をなめさせられ続けてきた、某英語教師も含まれます。なんたる―――幸福。解放の狼煙をあげましょう。明日彼の授業を休んでやりたいくらいです。Hの最後の授業を受ける暁には本気で涙を流すような気がしないでもないですが、きっと彼の授業ではなんら感慨深いものは見受けられないことでしょう。あー終わりだ。やったぜ。