焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

#6/12

授業に関係ない時のHはとても好人物です。数学が彼を変えてしまったのでしょうか。

 

今日生物の補習を終えた後、雷がゴロゴロ鳴っていたので早く帰ろうということで友人と下校していた時に、俗に言うゲリラ豪雨が降りました。急に台風もかくやという天候になったので二人で爆笑しながら自転車を漕いでいましたが、さすがにこれは耐え切れないということで雨宿りをしました。ふたりとも連絡道具を持っていなかったので親を呼ぶことも出来ませんでした。私達の横を通りすぎてゆく友人の車に見捨てられながらも、写真を撮ったりして遊んでいました。そのうち雲は晴れているのに雨は依然として猛烈に降り続けているという不思議な天気になりました。その時の景色がこの世のものとは思えないほど美しく、まさに私が想像する極楽浄土のようでした。光が降り注ぐ、という言葉がふさわしいような風景でした。雨がやんだ後は、虹がかかったり、出来た水たまりに光が反射していたり、これまた美しい風景でした。

学校の外にはこんなにも美しい風景が広がっている、そんなことを実感した一日でした。早く自由になりたい。