焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

#4/9

今日から新学期に入り、始業式がありました。
我ら高Ⅲ生は最高学年として体育館の後方で横並びになり、僕は最前列に座りました。

始業式が始まり、新入生の入場を拍手で迎える儀式の時に、Hが何故か僕の目の前にしゃがみ、拍手をしていました。
僕はそれを見て、「押したら倒れそう」などと思い、自然と笑みがこぼれました。
それでニヤニヤしているとHに気づかれ、「M(筆者)!宿題は出来ているのか!」と半笑いで言われました。
当然僕はやっていないのですが、正直に告白すると普通にキレそうだなと思ったので、「はい、今回は大丈夫です。」と答えてしまいました。
提出は明日明後日の模試を挟んだ土曜日なのですが、それまでにやらないと大変なことになると思うと胃が痛いです。

約三週間ぶりのHとの邂逅は、さらなる苦痛を予感する悲惨な結果となりました。