焼き栗日記

愛情と憎悪とを狂気で接合しています

#4/12

日付は変わってしまったけれども記録しておきます。

 

今日はHの新学年初授業がありました。

授業開始早々Hは「先生は激おこぷんぷん丸だよ!(激寒)」などと言っていましたが僕は無視しました。

授業の内容は先日の試験返却&解説でした。どうやら設定していた平均点よりも12点ほど低い平均点になってしまったようで、それが原因で激おこだったらしいです。高Ⅲになってもみんな大して変わらないなと思い、安心しました。

授業中には、Hが《はさみうちの定理》を用いた問題を解説する際に、「はさみうちだな!今年の流行語!はさみうち!は・さ・み・う・ち!おもてなしじゃないぞ!はさみうち!」と言っていたことが記憶に残っています。最初は無視出来たけれど、何回も発言を繰り返すHの憐れな姿を見ていると無性に笑えてしまい、ニヤついてしまったことを後悔しています。

このことに関しては、どうやら「つまらないギャグ言うのやめろ」という声が生徒から挙がっていたらしいですが、「先生はこのギャグだけはやめないよ!」と意味不明な熱意を魅せつけられ、なんだか薄ら寒いものを感じました。

 

試験についてですが、そのことに関して試験が実施された日に遡ると、とある友人が「この大問全部埋めた!」と試験後に私に自慢してきましたが、いざ結果が返ってきてみると、その友人はその大問の一問目である《商の微分》を間違えていて、当然すべての計算結果が狂って0点だったそうです。

一方私は他のところはすべて白紙だが、商の微分のところだけ書いていて、それがあたっていたので2点でした。


30分ほどかけてすべて埋め、0点をとった友人と、2分ほどでそこだけ埋め、2点をとった私との間には断然たる壁がそびえ立っています。